第2章 干支とは時間と空間を繋ぐ古代の暦
陰陽五行説が在り方を読み解く鍵ならば、干支(かんし)は、『空間と時間の流れ』を読むためのコンパスです。
私たちは無意識うちに『流れ』や『タイミング』に乗れている日と、そうではない日があると感じることがあります。
なぜ”今”それをするべきなのか?なぜ”あの時”それが起こったのか…その答えの一端が、この古代中国の暦法にあります。
十干(じっかん)は空間のエネルギー、十二支(じゅうにし)は時間のリズム。
この二つが組み合わさって六十通りの干支が生まれ、年・月・日を『立体的』に捉えるための暦として機能してきました。
この章では、干支の構造を分解し、現代の行動計画やライフサイクルに活かす方法を具体的に解説していきます。
時空(時間+空間)を味方にする知恵。
それが干支です。